
前回の投稿(プレナビゲーションブックを作ってみる〜トリセツ作り(中編):凸凹の話(手法2))ではプレナビゲーションブック作成まで記した。

そこで今回は3分作の最終章として、NHKさんの発達障害って何だろうキャンペーンに掲載されている「わたしのトリセツ」を使って一度トリセツを作ってしまおう・・・を記す。
プレナビゲーションブックからわたしのトリセツヘ繋ぐ
ナビゲーションブック作りは時間がかかる作業
しかしこのナビゲーションブックというものは主に就労支援や実際に就労されている方向けのプログラムであって、私のトリセツに特化したものではない。
確かにわたしのトリセツも職場や学校向けに対してつくものであると言えるが、ナビゲーションブックには「私の本来の特性はこうです」と謳うには、自分自身の様式書式でナビゲーションブックを作らなくてはならない。
ナビゲーションブックの最大の弱点は完成に時間がかかること。モチベーションが続かないと投げ出してしまう可能性があることです。
私がそうなのか私もそうなのかは別として、私は途中経過が可視化できないと投げ出しやすい考えを持っています。つまり「特性はこうです」→「だからこういう問題を持っています」→「でもここは頑張ります」→「でもここはどうしようもないので助けが必要です」をその都度目に見える成果がないとモチベーションが続かない可能性が出てくるのです。
もちろん、ナビゲーションブックのワークシートから飛び出してノートに書く記すのもいい方法だと思うのですが、そのようなやり方が続かない人もいるかと思いますし・・・。
ここで登場「わたしのトリセツ」
そこでこの「わたしのトリセツ」なのです。
【特集】発達障害って何だろう(NHKオンラインより)
ー困りごとのトリセツ(発達障害プロジェクト)
ー印刷して使える”わたしのトリセツ” (PDF)

この書式は出来がいいなぁと感じてます。
まず名前の後に自分の特性についてを選択式に選べるようになっています。
次に困りごとを書く欄があります。
そして自分ができる対策と周囲にお願いしたいことを書く欄があります。
これは秀逸だと思いました。またプレナビゲーションブックの代わりにもなりますし、実際のナビゲーションブックの目次がわりとしても使えそうです。
そこでわたしも書いてみました!
注:あくまで独学で取り組んだためまたこの投稿のために早々と作り上げたため、出来栄えの精度はあまり期待しないで頂くようご了承願います。あくまで作成例としての取り扱いでお願いします。

ふむ! 精度は悪いがなんとか書けたようである。
このトリセツについても日々更新・見直しをするとトリセツの精度が上がりそうです。もっとも最上精度となるとナビゲーションブックのみの独自書式にまとめた方がいいですが(笑)
それよりも大切な事は文書化可視化によって相手に伝えやすくなるという事です。また自分の力で説明も出来やすくなるという事です。本の精度よりも相手に理解することが先ですもんね。
これによってコミュニケーションを取るきっかけになれば作った甲斐もあるというものです。
(あとがき)作ってみての感想
実は・・・(汗)
私が当時暗い道を抜け出すのに必死になってトリセツ作りを取り組んだものですが、実は当時は・・・
プレナビゲーションブックもわたしのトリセツも作るところまで至らなかったんですよ(苦笑)
なのでこの投稿を機に作ってみました。ただ即興で作ったので精度は無茶苦茶悪いですが(汗)
準備は大切
ただ勘違いしないでいただきたい事は前々回の投稿(私のトリセツを作ってみよう!〜トリセツ作り(前編):発達凸凹(手法1))までと、次のワークシート作りの途中までは当時間違いなく取り組んでいました。ノートでいろいろ書き込みましたが人に見せるほどのものではなかったので公開はできなかったのです。
それでもやってみての感想なんですが、この作業は涙が流れるほど辛かったのを覚えています。しかしこれだけはやっとかないと俺の未来は見えないという危機感も持っていたので手を震えながらやったものです。”自分の特性とライフハックの模索だけ”でも少し辛い作業でした。
自分の特性とライフハックの模索だけして公開できるほどの可視化までは届かなかったけれど・・・。
ただこの作業をし特性を自分に対してのみの可視化であったにせよ、それが出来ただけでも未来は切り開けました。この作業があったからこそ今があると言っても過言ではないないです。
もちろんこの投稿のためにその非公開ノートから改めて作ることもできたので、まるっきりこれらのプロセスは全部嘘の投稿ではないです(笑) 始めの準備が大切なのです。
これをご覧の皆様で現在苦労をされている方へ
この投稿だけを指すものではありませんが、トリセツ作りについて少しでも参考になれれば嬉しい限りです。そうでなくても発達障害やグレーゾーンの方で悩まれている方に一言だけ伝えたい言葉があります。
大丈夫、あなたにも未来は必ずやってきます!