プレナビゲーションブックを作ってみる〜わたしのトリセツ作り(中編):凸凹の話(手法2)
- 2020/1/7
- 発達凸凹
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前回の投稿(私のトリセツを作ってみよう!〜トリセツ作り(前編):発達凸凹(手法1))は自分の特性探しについて記した。
しかし私が取り組んだものを思いのままの時系列で記した程度だったので、今回は改めて「ナビゲーションブックの作り方」に添った形で作り方の一例を記してゆく。
まずなぜナビゲーションブックを作るのか目的をはっきりしましょう。
まずはおさらい。資料の入手場所はこちら。
「発達障害者のワークシステム・サポートプログラム ナビゲーションブックの作成と活用」の概要:障害者職業総合センター
それでは順を追って進んでみたい。
まずはSTEP1では概念を示している。これから順を追って作っていくのだが、苦労して実際作っても作る意味・目的がなければ時間を浪費したことになる。
これをご覧の皆様はここにたどり着いた・・・ということは何か困りごとがあってのこと。なのでこの項目は紹介した程度で終わる。ここは簡略してもいい程度だ。ただし作った後に読み返すと意味がわかるので斜め読みした方は振り返ることをオススメする。
困りごとを可視化言語化してみよう
ではあなたの困りごとを可視化言語化してみましょう。
作り方に上下は関係ない
このプログラムを読んでいくと頭でなんとなく分かっていたとしても、頭だけで物事を消化しきれない人が多いのでは?と思う。例えば高知能指数やギフテッドの人たちはこれらのプログラムは必要のないことかもしれない。しかしほとんどの人が一旦このステップで可視化言語化が必要になってくるかと思う。ここはそんなプログラムの内容だ。
前の投稿
でも記したが、私はここでつまずく。
なぜなら0から物事を組み立てることが苦手なためだ。そこで上から読んでプログラムを進むことをやめて、
「情報処理過程におけるアセスメントの視点」
「発達凸凹活用マニュアル」
以上のの参考資料を使い項目の取捨選択・合致作業を行った。そうすることで自分の特性を知ることができた。
つまり・・・
上の画像の通り工程を上から順に行うのでなく逆張りをしたのである。
上からの工程通りに行けない場合は、ヒントの部分の下から上へ逆に進むのもアリだと思います。
特性を得る手段はいろいろあると思う。私の場合は前の投稿のようにわかっているものから取捨選択をしたけれど、備え付けのワークシートを使わずに自由に書き込むのもアリだと思います。方法は人それぞれ。
あとオレンジで括ったように、あなたに支援者が居るのなら支援者とともに作り上げた方が精度が上がるかと思います。またどのように進めていくのかということも相談できるかと思います。私は支援者が居なかったので独自で行いましたが、居たらもっと精度は上がったのだろうなぁ・・・と感じております。
ではダウンロードして作ってみよう
・・・と始めから紹介したいのですが、ここでごめんなさい。1から紹介すると紹介するスペースが長く多くなってしまうため、詳しい方法は割愛したいと思います。各自でダウンロードや印刷をお願いします。
そのことを踏まえここでは概略的に記します。
まず様式1
これを書く前に特徴を抽出したものおよび参考になるシートなどを使い、これらから取り出したあなたの特性を参考として、自分の得意なもの凸なものをセールスポイントとしてあげます。次に苦手な部分や凹の部分を苦手な事としてあげます。
次に”自分ができる事”ならびに”努力すればなんとかできるもの”を「自分で対処していること」に記入し、”周りにわかってほしいこと”や”努力してもなんともできないもの”や”ここは手伝ってほしいこと”を「周囲に理解・配慮して欲しいこと」に記入します。
ここでいきなり書けるのならいいのですが、書けない場合は資料3から資料7までの参考になるシート群や、ワークシート様式2を使ってみると良いと思います。
次に様式2を下記に示します。
こちらの方が洋式1よりも細分化されていて書きやすいかと思います。
ちなみに私はワークシート2で書いたものをワークシート1にまとめました。
ではほんの一例でも・・・
そうして作られたワークシートの一例を・・・
注:あくまで独学で取り組んだためまたこの投稿のために早々と作り上げたため、出来栄えの精度はあまり期待しないで頂くようご了承願います。あくまで作成例としての取り扱いでお願いします。
その困りごとをまとめてみよう~プレナビゲーションブックを作ってみよう。
ここからナビゲーションブックに先程のワークシートで書いた内容を落とし込む作業が必要になります。それをこのプレナビゲーションブックに落とし込んでいきましょう。
ここで困りごとの可視化・言語化が重要になってくるわけです。
私は独学で書くことを一気にしていきましたが、本来これは「発達障害者のワークシステム・サポートプログラム」の一環で行われるもの。
先程説明不足でしたが、様々な手法でもわからない場合があります。なので初めは空欄で良いとここで書かれています。あとは日々の行動から感じたものや、プログラムを受けている方は体験学習・体験実習を通じて気づくいたことを更新・アップデートしていきましょう♪
作られた皆さん、これで一歩がつかめましたね。お疲れ様です(^ ^)
ただしこの段階ではあくまで”プレ”ナビゲーションブックであり、これを作ったからと言ってこれ自体が完成ではありません。ナビゲーションブックの作成例は「発達障害者のワークシステム・サポートプログラム ナビゲーションブックの作成と活用」の概要の中のナビゲーションブックの作り方の後ろの方にありますので、ダウンロードした際には参考になるかと思います。
プレナビゲーションブックで完成したと思いきや実は完成が先が長いことに気づき、少し萎えかかってきているでしょう。でも今ここで「先を急いだり」「いきなりの完璧主義」を出す必要はありません♪ カレーもシチューも煮込めば旨くなります♪時間をかけてじっくり完成していきましょう!
書式例と作成例
ということで、私はこんな感じにしてみました。
今回はここまでとします。次回はこの作成したプレナビゲーションブックを利用してトリセツを完成(作成例)していきます。
(この項の終わり)