人口という切り口からランドスケープを見てみようと試みるのもまた一興かと
長いタイトルの割には内容は薄いですが(笑)、今回は問題提起としておつきあいを。さて、
電話帳と時刻表と日本地図に目覚めた幼い頃の山貴少年
という投稿にて前記したように私自身”変わった人”というのは自分でも認めるところだが、大人になってからも奇々怪界(?)のような変わったことを行動したことがある。そのことのひとつに
全国市町村別人口ランキング
を作ったことが挙げられるだろう。ほんと暇人である俺(笑)
どうやって集計したかというと方法はいたって簡単。全国の都道府県の統計部署のホームページから推計人口をエクセル様式の集計表をダウンロードして並び替えをすればいいだけ。ただただ根気だけが必要とされる世界(笑)たまにエクセル様式でない自治体もあってその時は苦労したけどね・・・。
そんな思い出に更けてまたやってみようかな?とここで再集計作業・・・に移そうとしたら、いまはこんな便利なサイトがあることに気づいたのである♪
ってなわけで今回は人口の話。
人口だけを見てもいろんなことが見えてきそうだ。
そのサイトとはこちらである。
そのサイトの2015年国勢調査の部分を見ると一発で人口ランキングが出てくる。便利な世の中になってしまったもんだ♪・・・ってこれが本当に便利な世の中なのか?(笑)
ちなみにエクセル様式はこちら(国勢調査) or (住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査)からダウンロードできます。
e-start統計で見る日本(https://www.e-stat.go.jp)より引用
ちなみにこの統計では東京23区は入っておりません。東京23区とはあくまで通称であって23区共通の首長を持たないからです。なので東京特別区のそれぞれひとつの区ごとを基礎自治体として取り扱うことにしました。特別区の区長は首長であり公選制ですからね。
(ちなみに23区全体は平成27年<2015>年の国勢調査で9,272,740人だそうです・・・多いすね(汗)
では平成27年<2015>年の国勢調査トップ30はこちらです。
これを見ると実に面白い。福岡市が人口増5%超えかと思いきや北九州市は人口減だし、温暖な気候で太平洋側の静岡県は2つの政令市ともに人口減少している。(但し浜松市は微減程度だが静岡市は1.6%減と少々深刻)東京23区内でも世田谷区や大田区は3%の人口増に対し足立区は客に人口減となっている。同じ東京都でも八王子市も人口(微)減だ。
このことからも都市だから人口増でないことがわかる。人口問題はその場に行って見ないとわからないところに地理たるランドスケープの妙味が生まれるかもしれない。もっとも人口だけでランドスケープを語るのは失礼・ナンセンスに値するかとは思いますが・・・。
こうなると逆も知りたくなるところ、なので下の順位をみてみた♪
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今度は平成27年<2015>年の国勢調査条件付きボトム30はこちらです。
条件付きというのがあって、先の大震災での福島第1原発事故に被害をされた自治体を除きます。楢葉町や飯館村や葛尾村は少数戻られている様ですが、4町はこの時は帰られていません。爪痕は大きいですね。
さてそれ以外のボトム30ですが、ほとんどが人口減少に悩まされていますね。しかし沖縄県座間味村や新潟県粟島浦村は微増、鹿児島県十島村はなんと99人も人口が増えているという。これを調べるだけでも格好面白いものが出てきそうです。
(ちなみに十島村にはこんな一面があった様ですね。)
人口だけでランドスケープを見てはならない事だが・・・
このサイトの人口ランキングではあと他に”人口増限数”や”人口増減率”もランキングが示されている。
ちなみに増減数ベスト5は福岡市・川崎市・さいたま市・札幌市・東京都港区となっており、福島県浜通り地域以外の増減数ボトム5は北九州市・長崎市・石巻市・東京都足立区・函館市となっている
今度は増減率ベスト5=東京都千代田区・福岡県新宮町・東京都港区・鹿児島県十島村・東京都中央区となっております。
(なおボトム5・・・どころかボトム11町村まで震災や原発関連の町村となっているので対象外にしました。なおボトム15のうち震災関連12町村を除いた3村はいずれも奈良県だったという。)
今回は人口を切り口としてみた。もちろん人口のランキングだけでランドスケープを見ることは到底してならならなし測れるものでもないのだが、この表を見ただけで想像力を掻き立てられるということ・・・は、ある意味俺は変態なのかもしれないですね(笑)