苦悩の日々〜支援センターへ相談しようと決めた話:凸凹の話(ep2)
- 2019/11/20
- 発達凸凹
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山貴、さんが発達凸凹(グレーゾーン)のキャリアに気づきどのように対処して行ったかを記してゆく今シリーズ。前回はプロジェクトのイベント終了後に思考停止に陥った後の対策に乗り出す前までの話。
(前回までの話はこちら)
”山貴、”さん、カミングアウトするってよ:凸凹の話(序)
あれ?俺の頭おかしい??(思考停止した話):凸凹の話(ep1)
ここで出てきた「発達障害では?」という仮説
「対策を取らなきゃ!」
こう思った夜パソコンに向かって帰宅後怒涛の勢いでWeb検索をしたことは言うまでもない。突如やってきた思考停止について。ただ思考停止にまつわる言葉を検索してもなかなか理由が見つからない。焦る俺。そんな作業を続けているとこれかな?っていう仮説が出てきた。
それが私が発達障害ではないか?ということ。
というのもWeb検索した中で『様々な情報が一気にやってくると脳内の思考が止まって何もできなくなる』という症状の方がいるという記事を見かけたからきたものだった。
始めは想定外のワードであった。なぜなら発達障害の主な症状ではないからだ。発達障害自体千差万別というか十人十色のような症状だからだ。
したがって始めは「違う?発達障害じゃないよね?」と思いながらも発達障害じゃない理由が見つからないのでまずはそこから疑って理由を見つけることにした。というのも引っかかるような思い当たるフシがあったからである。
それはとあるイベントにて主催の方が「ADHDでも私にできること」を題材にした自分のセールスイベントに行った時のこと。話を聞きながら、またその方とも話しながら彼にこう言ったのである。
「私も発達障害かもしれませんね。似たような症状を持ってますよ」
まさかこの発した言葉が後日今後の人生観が変わるかもしれないことになろうとは・・・この時は夢にも思わなかったことを付け加えておく。
発達障害者支援センターの門を叩くことにした
そこで上記の出来事を思い出し、ここできちんと発達障害について調べることにした。
いくつか検索や調査をしていくうちに私の特性に似ていることや合致することが相当数出てきた。しかし障害という言葉に出すとまだ無自覚な部分もあったので疑わしいところもあった。この程度なら誰でも存在する能力や特性ではないかと。
それでも調べれば調べるほど日に日に増す”私が発達障害ではないか?”という疑いも持ったままで私の気分も晴れることがない。
このままじゃ自爆しそう
怖くなった私はこのまま疑いを抱えて過ごすことより、いっそプロの人に頼もうという決断をした。
しかし、だからと言っていきなりお医者に行くのは少し抵抗感がある。精神科や心療内科自体にも抵抗があったからだ。世間は精神科や心療内科にある種の偏見があるだろうし・・・。
そこで診療機関とは違った機関・施設の門を叩くことにした。それは各都道府県に設置している「発達障害者支援センター」という機関・施設である。
発達障害者支援センターとは
発達障害者支援センターとは:発達障害情報・支援センターより引用
発達障害者支援センターは、発達障害児(者)への支援を総合的に行うことを目的とした専門的機関です。都道府県・指定都市自ら、または、都道府県知事等が指定した社会福祉法人、特定非営利活動法人等が運営しています。
発達障害児(者)とその家族が豊かな地域生活を送れるように、保健、医療、福祉、教育、労働などの関係機関と連携し、地域における総合的な支援ネットワークを構築しながら、発達障害児(者)とその家族からのさまざまな相談に応じ、指導と助言を行っています。
ただし、人口規模、面積、交通アクセス、既存の地域資源の有無や自治体内の発達障害者支援体制の整備状況などによって、各センターの事業内容には地域性があります。詳しい事業内容については、お住まいになっている地域の発達障害者支援センターに問い合わせてください。
相談窓口の情報:発達障害情報・支援センターより
こちらより各都道府県の発達障害者支援センターの場所を知ることができます。
この機関・施設なら発達障害についての傾向や私への対策についても相談できると思った。また未診断ってこともあって私が本当に発達障害なのかもアドバイスをいただけると思ったからだし、Web検索していた複数のサイトでもオススメしていたことからでもあった。
そうとわかれば一念発起!、緊張しながらも電話で心のうちを話し、それではということで予約へと取り付けたのた。支援センターの方に厄介になることにしたのである。
ただ困ったことになんとカウンセリングを受けられるのは電話をかけてから1ヶ月後であった。世の中のニーズが追いついていなく携わる人が少ないのか利用する人が多いのかわからないが、ともかく予約をする人が多いのである。
そうなったらそうなったで早く私の話をしたい、私の話を聞いてほしいという思いが先走る。でも日常が私を待ってくれない。なのでその間は生きた心地がしなかった。
しかしこのままでは不安しか残らないので、会ったらなにを話そうかと思いをメモる事しか不安を紛らせる事しかできなかった。できない不安な日々。ただ今思えばきちんと話を伝えるのにちょうどよかったかもしれない・・・。
それでも苦悩を抱えながらもなんとか日々を過ごしてきたのだが、流石に1ヶ月待ちは長かかった。モヤモヤを晴らすことができなかった。そこで私が取った行動・・・については次回へ続く(笑)
(話を伸ばすなぁ・・・と言わないでね 笑)