ケース1 新鶴岡・新酒田停車の場合

 比較対象は仙台撮り鉄さんの想定ダイヤを使わせてもらった。

 庄内地方の2大都市に停車をするパターンだが、これでもあまり余裕のないダイヤだったとしても東北新幹線との差が30分以上もあってははやぶさの代替にはなり得ない。はやぶさ以上に停車駅を設けるのはいかがなものだろうか。
 運行する価値はわずかに残っていても、あってもせいぜい1日に1往復程度の価値でしかないだろう。

ケース2 庄内空港停車の場合

注:日本海回りの実想定キロは1076.8kmです。

 庄内地方の鶴岡・酒田の片一方を速達型の停車駅にすればどちらかが外れるため、外れた方の反感を買うだろう。ならば庄内空港を庄内の代表駅に仕立てて空の玄関口との融合を図り、庄内地方を1 駅停車としたケースがこちら。
 こちらのケースと比較し場合はやぶさとの比較は約22分。それでも差があるところだ。

ケース3 庄内飛ばし案

注:日本海回りの実想定キロは1076.8kmです。

 そこで庄内飛ばしを想定してみた。(ちなみにこれではやぶさと停車駅は同数となる)

  • ケース1から15分短縮
  • ケース2から6分短縮
  • はやぶさ比較16分
  • 全体で4時間18分

 となった。はやぶさ比較16分差は360km/h運行距離の短さと絶対的な距離の延長から来るものだろう。

 これを見ると、ケース1・ケース2それぞれ短縮した時間は数分&十数分でしかないのだが、はやぶさ比較や4時間ラインを基準とした絶対的な時間から見て、あくまでもこれが運行できる最低ラインであり、このくらいならはやぶさ代替・バックアップ運行ができると思う。

 逆の言い方からするとこのくらい攻めないと出来ないダイヤでもあるので、ALFA-Xの挑戦は成功するのか失敗するのか本当に見ものとなってくるし、北海道との関係がどうなるのかという未来がどうなるのか・・・注目である。


ケース4 新潟〜秋田間を360km/h運転とした場合

注:日本海回りの実想定キロは1076.8kmです。

 ここは番外編です。

 ケース3のはやぶさ比較16分差は”360km/h運行距離の短さ”と”絶対的な距離の延長”・・・のうち、”絶対的な距離の延長”はどうしようもない壁なので、せめて新潟〜秋田間を360km/hにした場合はどうなるかというと、6分の短縮が見込まれた。はやぶさとの差が10分なら、はやぶさのバックアップ・代替機能は十分に果たせる結果と言えるのではなかろうか?

1

2

関連記事

コメントは利用できません。

ページ上部へ戻る