資料編1・羽越新幹線の過去ログ(1):羽越新幹線第3弾

羽越新幹線の導入私案(Mon, 14 Aug 2006 05:46:31)

(前略)

 さまざまな問題のある羽越新幹線ではありますが、とりあえず「いなほ」だけでも走らせたい。そういう観点からかくだ(当時のハンドルネームで現在の山貴、)私案というものを書いてみることにする。
 尚、富山~長岡のことは考えてはいない。なぜなら実現は難しいからだ。(そちらは)フリーゲージトレイン導入を見て考えるのが得策であろう。もっとも、対北陸という線の必要性はあまり考えてはいないのだが・・・。


 さて本題、問題点をおさらいしてみる。

  • 採算性の問題(こればかりはある程度無視せざるを得ない)
  • 軌間の問題(規格の違う電車をいかにして走らせるか)
  • 電気の問題(新発田~村上間をどうするか

それに対してのキーワード

  • 電気の改築
  • フリーゲージトレイン

 つまり電車自体の問題を解決しなければならないのが大半の問題であるが、新八代駅で実用実験の目処が立ったのでそれを導入することを前提に話す。
 まだ実用化していないので、少々説得力に欠ける面は許しを願いたい。いくつかのステップを通しながら進めるということで導入私案を書いてみる。

(ステップ1)

  1. 新潟駅新幹線路線の車両基地方にダイアモンドクロッシングの導入
  2. 新潟車両基地の横に新潟貨物ターミナルへの引込み線の設置
  3. その引込み線に電気変移区間と軌間変移区間の装置を設置
  4. 「いなほ」車両は485系のアコモデーションもしくはフリーゲージトレイン対応の新型車両を投入
  5. 上記の際、直流1500Vと交流20000V(50Hz)と交流20000V(50Hz)に対応する 出来るだけ安価に
  6. 「とき」と「いなほ」の乗り換えは同一ホームとする使用番線は「とき」を12番線に、「いなほ」を11番線とする 13,14番線は「とき」の新潟折り返しとする

この時点はあくまでも臨時車両という認識で構わない。但し、計画が頓挫しそうな勢いのある路線だけに頃合を見て新型車輌でも可。

(ステップ2)

  1. 新潟車輌基地~新発田間に新幹線規格の新線設置(距離は20㎞程度と思われる 電気は25,000V 50Hz 全線単線)
  2. 新発田~村上間を直流1500Vから交流20000V(50Hz)に改築
  3. 新発田駅の新幹線ホーム新規設置(1面2線) 村上方に軌間変移区間を設置
  4. 新発田駅に黒磯駅ベースのデッドセクション(死電区間)の設置
  5. 村上~間島間のデッドセクション(死電区間)の解除
  6. 400系やE3系をベースにしたフリーゲージトレイン対応車輌「いなほ」の導入(標準軌仕様に路線がなったとしても、この車両を使用する)

ちなみにこの時点で計画中止しても、一応羽越新幹線は開通したことになる。電気の問題とフリーゲージトレインの問題が解決すれば、新幹線は走ることはできるのである。むしろ、自分の考えている酒田どまりでなく秋田まで行けるのだから。

(ステップ3)

  1. 新発田~酒田間の軌間改築(狭軌1067mm→標準軌1435mm)
  2. 新発田駅の大規模改築
  3. 新発田駅で軌間変移区間の設置 新幹線路線の村上方に軌間変移区間を解除
  4. 酒田駅で軌間変移区間の設置
  5. 貨車、寝台客車、牽引するための機関車のフリーゲージトレインの導入

多分ここまでは来ないだろうが、、、これで計画はほぼ終了したことになる。

(最終ステップ)

  1. 米坂線の軌間改築(狭軌1067mm→標準軌1435mm)
  2. 陸羽西線の軌間改築(狭軌1067mm→標準軌1435mm)
  3. 羽越本線酒田~秋田間の軌間改築(狭軌1067mm→標準軌1435mm)
  4. 奥羽本線新庄~大館間の軌間改築(狭軌1067mm→標準軌1435mm)
  5. 奥羽本線秋田以北のフリーゲージトレイン対応路線の改築

 ここまでいくと行きすぎか(笑)でも、ここまでいったら大したもん。見事に新幹線と融合した証拠となる。
 但し米坂線の場合は、米沢駅で分断されている形となっているので、軌間を変更したいところ。陸羽西線の場合は山形~酒田間が運行できることになる。
 もっとも、フリーゲージトレイン導入した時点で、ステップ2の段階で山形~酒田間が運行できるため、ここまでは必要性はまったくないとも言える。

 ちなみに延長戦もあって・・・w

(延長ステップ)

  1. 奥羽本線秋田~新青森間の軌間改築(狭軌1067mm→標準軌1435mm)
  2. 五能線の軌間改築(狭軌1067mm→標準軌1435mm)
  3. フリーゲージトレイン対応期間 新青森~青森 設置
  4. フリーゲージトレイン対応期間 大館駅周辺 設置

 ま、100年たっても無理ですね(^^; ともかく、ステップ2で終わることになると思うが、その時点で羽越新幹線構想は勝利したと思えばいいと思います。
 規格があまりにも違いすぎる路線の融合を果たせば、長距離路線にも光明が立つ・・・そんな思いで、新幹線関連の筆を一旦下ろすことにする。


個人的視察 糸魚川駅(Wed, 23 Sep 2015 15:00:07)

 今は抹消したが、一時期北陸新幹線や羽越新幹線で雑感していた時期があり、そのキーワードたる駅のひとつがこの糸魚川駅だったために観測をしていた。

 私が雑感した内容のキーワードにGCT(軌間可変電車:日本名フリーゲージトレイン「FGT」)の開発が急務で、結局開発に間に合わなかったのでそもそも無茶な思考ではあったが、そこを経由して羽越新幹線(富山~青森間と定義)の一角をなしたら新潟県も分断されたイメージがなくなるのかなぁ?なんて思いながら駅を眺めていた。

 せめて羽越新幹線の新潟以北は新在直通という私の願いが聞き入れて欲しいという気がするのだが・・・。

(以下略)


以上・この項の終わり

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