資料編2・羽越新幹線と北陸新幹線の過去ログ(2):羽越新幹線第3弾

羽越新幹線 羽越線高速化(3)-Thu, 23 Sep 2010 06:37:30

 前回は自分の意見を論じたのだが、それはあくまで理想論として書いたまでのこと。 実際は現実出来ない計画と思っている。
 しかし、それでは何も話は進まない。 なので妥協案として事を進めるとしたい。

【第1案】
○新潟駅は順次改良工事を続けていく。(諸元は割愛)
○新潟車輌基地~新発田間に新幹線規格の新線設置する。
 1)軌間は標準軌1435mmを採用
 2)複線区間が主になるが、新発田市内では単線区間とする 全線単線でもかまわない
 3)電気は交流25kV(50Hz)とする
 4)設計最高速度設定は275Km/hとし、新幹線対応とするが、実際は200Km/hを最高時速限度とする(恐らく160Km/hが実際の走行速度となろう)。
 5)工費は最大820億円を見込んでいる
○新発田駅の現在3番線ホームの奥に新幹線ホーム新規設置(1面2線)
 1)構内村上方に軌間変移区間の設置
 2)構内村上方に交流25kV○20kV(50Hz)デッドセクションの設置
 3)構内村上方に直流1500V~交流20kV(50Hz)デッドセクション(死電区間)の設置
 4)ホーム形状はオプション案もあり、ここでは掲載しない。
○新発田駅以北を羽越線新発田~村上間を直流1500Vから交流20kV(50Hz)に改築
○羽越線村上~間島間の直流1500V~交流20kV(50Hz)デッドセクション(死電区間)の撤去
○交直流電車車両基地(留置線含む)は村上と坂町と新津に置く
○羽越線高速化事業(1線スルー方式・分岐器高番化・線形改良)は行うこと

<運行ダイヤのポイント>
 新潟~村上間の普通電車が運行できなくなる。又、新津発も新発田駅で足止めになる。但し、村上駅では直通電車の運行が可能になる(従来の気動車運転をなくすることが出来る) 又、「いなほ」自体は秋田までの運行が今までどおり出来ることになる
 デメリットとして、交直流対応電車が新潟支社管内に必要になってくる。

<追記>
「羽越本線高速化促進新潟地区同盟会」から言われている1線スルー化などの「駅構内の改良更」、カーブを緩くするなどの「線形改良」、ロングレール&PC枕木などの「線路の強化」、小岩川~あつみ温泉区間の「凍結(未稼働)区間活用」、、、これらは反対の余地はないので今すぐするべきと私は考えている。

【第2案】
○新潟駅は順次改良工事を続けていくのは第1案通り。(諸元は割愛)
○新幹線規格の新線設置を新潟車輌基地~佐々木付近までとし、佐々木駅新発田方で白新線に合流にする。
 1)電気は交流25kV(50Hz)とし、軌間は標準軌1435mmを採用し、全線単線とする。
 2)設計最高速度設定は275Km/hとし、新幹線対応とするが、実際は200Km/hを最高時速限度とするのは第1案通りとする(恐らく160Km/hが実際の走行速度となろう)。
 3)工費は最大600億円を見込んでいる
○羽越線新津~村上間と白新線新発田~佐々木間を直流1500Vから交流20kV(50Hz)に改築
○白新線新発田~佐々木間の複線化
○直流1500V~交流20kV(50Hz)デッドセクションは新津~京ヶ瀬間、佐々木~黒山間に置く
○羽越線村上~間島間の直流1500V~交流20kV(50Hz)デッドセクション(死電区間)の撤去
○交直流電車の投入は適宜行う 豊栄までの電車はこれを使う必要はない。
○交直流電車車両基地(留置線含む)は村上と坂町と新津と新潟に置く
○羽越線高速化事業(1線スルー方式○分岐器高番化○線形改良)は行うこと

ここまでが以前書いた内容だが、他の地域からすると個々まで金をかけてられないと判断の為第3案が現実的になるかと思う。


【第3案】多分これが一番現実的
○新潟駅は順次改良工事を続けていくのは第1案通り。(諸元は割愛)
○新潟車両基地からGCTを使って白新線に乗入れる。
○白新線東新潟駅構内の新発田方に直流1500V~交流20kV(50Hz)デッドセクション(死電区間)の設置
○羽越線新津~村上間と白新線新発田~東新潟間を直流1500Vから交流20kV(50Hz)に改築
○羽越線村上~間島間の直流1500V~交流20kV(50Hz)デッドセクション(死電区間)の撤去
○交直流電車車両基地(留置線含む)は村上と坂町と新津と新潟に置く
○羽越線高速化事業(1線スルー方式○分岐器高番化○線形改良)は行うこと

<羽越線ごとき?>
 多分この考え方は世間には認知されないかとは思う。 なぜなら人口が少ない地域のためにお金を投資して見返りが来るのか?といったことである。 実際2014年を跳ね返すべく躍起になっているのは周知の事実である。
 ならば、直流の良さをなげうってまでGCTを無理やり入れるしか方策はなくなってくる。なぜ直流の良さをなげうつかというとGCTにしろミニ新幹線にしろ同じ交流の2電源『交流25kV(50Hz)と交流20kV(50Hz)』しか実現性が薄いと判断している為だからだ。 直流が入るとパンタグラフの問題が出てくるから今の所実現性が薄いと判断しているためで、今回の考えもこれが根底にある。
 もちろん羽越線の標準軌改軌論者なので、新線設置するしないにかかわらず本来なら第1案がよいのだが、まぁそれ自体お金がかかるのでなんともいえない状況である。
 ちなみに「羽越本線高速化促進新潟地区同盟会」から言われている1線スルー化などの「駅構内の改良更」、カーブを緩くするなどの「線形改良」、ロングレール&PC枕木などの「線路の強化」、小岩川~あつみ温泉区間の「凍結(未稼働)区間活用」、、、これらは反対の余地はないので今すぐするべきと私は考えているのは前出したとおり。

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