
(おことわり) 今回のこの投稿は、noteさまにて私がアカウントを保持している (https://note.com/ymtkofficial) 中に投稿したものをそのまま移植し掲載します。 文そのものは私の作成ということでここに移植しますが、このシリーズ「(巻駅周辺整備を勝手に妄想してみるシリーズ)と書かれているシリーズのこと」のみ帰属先についてはnoteさまにも存在していることを報告します。 なお該当記事はメンバーシップ記事ではありませんので、こちらでも自由にご覧くださいませ。
なお今回はこちらの記事を移植しました。
2.キスアンドライド(巻駅周辺整備を勝手に妄想してみるシリーズ)|山貴、
車も邪魔だった(泣)
これをご覧の皆様は・・・
キスアンドライド
という言葉を聞いたことがありますか?
「・・・ん?」
「それ何?」
「パークアンドライドなら聞いたことがあるけど」
と多分答えるだろう。確かにパークアンドライドはよく聞く言葉だ。
そこでこの画像をご覧されたし!

平日の午後18時ごろの画像なんですが・・・渋滞していて先に進めない。しかし通常の風景はというと・・・

巻駅前って普段閑散しているんですよ(笑)
ではこの2つの画像の差は何かというと、この渋滞の原因は通勤や通学してきた家族の送迎車による渋滞なんです。ただ今の季節は電車が来る時間帯のほんの数分10数分なのでさほど問題はないのだが、冬になると道路事情の関係で少しその時間が長くなる。
だから普段はこの付近の道路を通るだけで駅利用しない私にとってこの渋滞はたまったもんじゃない。
ちなみに、パークアンドライドとは自家用車で交通結節点にある駐車場(パーク)まで行き、他の交通機関に乗降する(ライド)こと
、、、はよく知られているかと思う。
それに対し、キスアンドライドとは家族が運転してきた自家用車で交通結節点にある駐車場(パーク)まで行き、他の交通機関に乗降する(ライド)ことを指す。
この言葉はアメリカでは送迎するときに配偶者にキスをしたことから生まれた言葉なのだそうです。
駅を眺めてみた
ではなぜこのような状況が起きるのか?
理由を探るべく2023年1月にオープンした「旅するカフェ マキエキマエ」さんの場所を利用して駅を眺めてみました。

こんな感じで(笑)
陽気な気候とともにまったりと生姜入り紅茶(これ美味しいんですよ♪)を飲んでいたら、こんな風景が目に入ってきたのである。

ただこの状況は画像だけだとわかりづらい。そこでこの画像に状況を文字にしてみるとこうなる。

つまり・・・

のような感じとなり、実に土地が有効利用されていない。
もっとも今回の場合は送迎待機車が居たおかげで起きたケース(というよりも「いつまでも待っているのならちゃんと駐車スペースに駐車しろよ」案件ではある 笑)だが、平日の夕方ともなればこのようなケースの類似が元で渋滞してしまうのだ。
これを解消するために、今度の巻駅周辺広場整備にキスアンドライド対策と土地の有効活用の問題は是非とも取り入れて欲しいものである。
パークアンドライド対策だけでは足りない
昨今パークアンドライドは各所で昨今よく聞く話で対策してきているのだが、キスアンドライドってあまり耳慣れないせいか意外と対策がされていない。
ウェブで調べた限りでは名古屋大学大学院の学生や助教が2011年に記した論文「駅前広場におけるキスアンドライド車両の停車特性に関する研究」くらいでしか簡単に検索に引っかからず、専門家分野でないとなかなかお目にかかれない事象。
「第3章(4)人が行き交い、にぎわいと活力があふれるまち」における「現状・課題・特性」及び「方針1公共交通の利便性向上」の欄より「JR各駅の交通結節接点の機能を高めマイカーを含めた各種交通の乗り継ぎ利用の促進」の地域重要性が高まってきていることが記されている。
冒頭で西蒲区ビジョンでこの分を紹介したが、各種交通の乗り継ぎ利用の促進という意味で、バスやパークアンドライドだけでなく、キスアンドライドについても地域重要性が高まっているとともに今後同様に対策せねばならない時代が来ていると私は思っている。