(日本海国土軸的に)我々は待っている時間などない!

 京都問題は地域住民にとって死活問題である。しかしながらそういった地域の環境問題解決するまで我々は待っていられないのである。したがって私の思いは・・・

「さらば京都市南丹市!北陸新幹線を別ルートへJR西日本は早期の決断を!」

 JR西日本は早々に決断することをを私は求めたいのである。まぁ私だけなので世間は無視をするだろうが(笑)・・・まぁそれでも私見だけは述べてみたい。述べるだけなら自由なので。

 まず一旦整理

  • 新幹線が欲しい地域 舞鶴市 京田辺市 精華町
  • 新幹線が要らない地域 京都市 南丹市・特に美山地区

 そこでルート選定だがまず考えられそうなのは小浜・舞鶴ルートが考えられる。そこで候補は2つ。

  1. 小浜〜舞鶴から綾部市をかすめて南丹市中心部か亀岡市を経由して京都市に入らずに新大阪へ向かうルート。
  2. 小浜〜舞鶴から綾部市・丹波篠山市・三田市を経由して新大阪に入るルート

 この2ルートが考えられるのだが、正直どれもパッとしない。

遠道になってしまう

 まずは当方フリーハンドによる図を見て欲しい。

 まずは橙と赤が現在想定されているルート、紫の点線が今から述べるルートを踏まえていただきたい

 日本における国土軸観点からとしても、また京都府としても舞鶴市に新幹線を通すことの重要性は舞鶴若狭道路の重要性と類義することができる。舞鶴は福井嶺南地域と連携しやすい地形でかつ港湾の拠点だからだ。京都府というと京都市に目が行きがちだが福知山市や綾部市同様に京都府北部も重要な街を抱えているのも京都府の特徴である。

 しかし福井嶺南から舞鶴を通すとどうしても遠道になってしまう。例えば1の南丹市中心部園部地区を通すと京都ルートよりも20km強(私の試算では22km)建設距離が長くなることに加えこれまたトンネル続きである。美山地区を説得できない南丹市中心部に新幹線を通すことに私自身の違和感もある。

 では南丹市を通らないルートとして綾部市(一応綾部駅併設案)・丹波篠山市(篠山口併設にこだわらない)・三田市(おそらく新三田併設案)を通る舞鶴若狭道に似たルートという対案も考えたが、こちらは建設距離が園部ルートよりもさらに約20km・京都ルートよりも約40km(私の試算では京都ルート比39km)建設距離が長くなる。挙句にトンネル続きである。ましてや京都府の都合で兵庫県に建設負担金という火の粉が・・・なんてことになったら兵庫県は冗談じゃない(ふざけるな)と感じるだろう。
 但し山陰本線と併設ならこの路線は有効のオプションで、個人的には篠山口から分岐して山陰新幹線として鳥取に向かえばそれはそれで良いとも思っているが・・・北陸新幹線単体でいったらやはり遠道感は否めない。

 つまり舞鶴を通すとどのような形になったとしても遠回りになってなってしまうのである。

(次ページへ続く)

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